「プチクリ!ー好き=才能!」を読んだ。著者は岡田斗司夫さん、ガイナックスの創設者、大阪大学客員教授

クリエイター系の第一人者だ。
少し古い本だが、アマゾンプライムで無料になっていた。思わずダウンロードしてしまった。

どうして?

なぜなら、自分は「自信過剰バイアス」{行動経済学で明らかにされたもの。人は根拠のない自信を持っているのだ。例えば、「あなたの運転技術はどうですか?」と聞くと、大多数が、自分は平均よりまあ、上かな、と答えるケース)だから。
自分はたいしたことないけど、どっかに才能のかけらでも埋もれているに違いない、と思ってしまう。
すると、こういうタイトルに惹かれてしまうのだ。

そして、その第二章 「あなたの才能見つけます」で、

「わからない・興味がないこと=才能がない」

「わかること・興味があること=才能がある」とある。
そして、それを「プチクリエイター」としての原石と見立てるためには、


「自分がすきなこと」「興味のあること」「大切にしていること」「こだわりを持っていること」「お気に入り」「贔屓にしている店、人」「内緒の趣味」などをどんどん書き出し、「表現できること(似せられる、提供できる、作ってあげられる)」選べば良い。という。

なるほど、早速やってみよう。と思う。
なんだか、明るい未来が開けているような気がしてきた。

実際、ポジティブに考えると考えや味方が広がるのだという。ミシガン大学のBarbara L FredrcksonとChristine Branigan が104名の学生で実験した結果だそうだ。

ここで、はたと思い出した。子供の頃から夢はたくさんあった。しかし、楽しい妄想にふけるのだが、実行に結びついていないじゃァないか!
そして、NY大学のGabriele Oettingenはポジティブ・シンキングは、実行に問題があると指摘している。

思い立ったが吉日。手を付けることはできる。しかし、「妄想」クラスを実現するためには、何かが足らない。自分の過去の経験では、その一つが「継続力」ではないか?と感じている。
ならば、どうしたら、やり続けられるんだ?そのエネルギーはどっから持ってくれば良いんだ?

少なくとも自分の場合は続けることに結構問題があった。
そして、この岡田さんの本も最後の章は、好きならとことん好きになって、やり続けよう、そのためのヒントも乗っている。流石だと思う。経歴を読んでみても、そのエネルギー量はすごい。

きっと自分もこの飽きっぽい性格をのり超える熱量を発電できれば、もっといろいろなことができるんだろうな、と思う。うまくいく可能性も上がる。プレモータムのおかげで下手な鉄砲でも結構当たるようになってきたと思う。あとは継続するための燃料なんだろうな。そう思った。