性懲りも無く、スニーカーを通販で買った。
実は一ヶ月前、青いニューバランスのスニーカーを3900円で買った。安い!届いた! 茶色い箱を開けるのももどかしく履いてみた。小さすぎる!
メーカーによってサイスとフィットは大きく違う。奥さんからは、実際に履いてみてからオンラインで買うのは常識よ、と嫌味を言われた。がっくり、しかし手元に置いておくこともできず、1000円かけて返品した。
今度はもっと高い7000円のアディダスカントリーだ。同じ間違いは二度としない。靴屋でアディダスのスニーカーを履いてみた。27.5でピッタリだ。まさかの為を考え、さらに0.5大きい28で買った。さあ、今度こそ大丈夫だろう。
届いた、履いてみた。つま先は余る。まあ、よいかな。「経験は重要だ、おれは学習している」そうつぶやく。
意気揚々と、この靴を履いて外出した。10分歩く。あれ、きつい。
更に2時間後。昼になった。レストランで食事の最中、あまりの圧力に靴をぬいでしまった。
このスニーカー、とにかく細身なのだ。靴紐を緩めてみた。つま先にはは余裕がある。しかし、小指と親指を結ぶ横線全体が締め付けられるようなのだ。
つまり、外人向けのくつりだってことだ。
確かにレビューにも細身ってかいてあった。でも
「すぐに慣れてぴったりになりました。」って二件書いてあったのだ。
これにすがってしまったのだ
アディダスカントリー、かっこいいんだけどなあ。残念というより、またやってしまったバカさ加減、7千円も無駄にした、っていう損失感がショックだった。
そう、行動経済学でいう「選択的意思決定」にハマってしまったのだ。自分の都合の良い情報ばかり集めて判断してしまう。まさしくこれである。それも繰り返してしまった。前の靴はニューバランス。これも気に入った、ブルーの色だった。やっぱり残念だ。
「自信過剰バイアス」を破る知恵で、世の中の事実や統計を必ず参照すること、というものもある。
まさしく!
自分のような、幅広扁平な足の持ち主はご注意。靴は実際履いて、快適なものだけ買うこと、なのだろう。
きっとこれからも同じ過ちは繰り返すにちがいない、と思う。今回買ったアディダスカントリーも苦痛をこらえながら履き続ける。ファッション、かっこいい。武士は食わねど高楊枝、ってやつだな。いいじゃないの。だから世の中、着心地の悪いジーンズでみんな歩いているんだよ。これがカルチャーを呼び、独特の雰囲気を作り出し、創造性を刺激し、イノベーションを起こす。だから僕だから好きなものを苦しんでも、選ぶ。
と言い訳をしながら、今日もスリムなアディダスカントリーに苦しみながらやむなく歩いてます。
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