昨晩19:00.NHKニュースの最初に出ていた学者がいた。政府感染防止対策会の副座長だという。よく準備された図表。ゆるぎのないトーク。ここ2週間が山場という。悪いシナリオなら武漢のようになる。そうでなければ局地感染で沈静化。もちろん局地化を狙う。でもそのための対策に迫力がなかった。おそらく翌日の政府発表費備えての地ならしだ。だから情報だけ伝える。その役目は立派にこなした。でもそれじゃだめだ。心理的に、ここでもっと強い対策を伝える。そして翌日の政府発表の心理的な道筋を作る。それが読めるシナリオだろう。でもそうしなかった。それは2つ理由がある。1つ目は政府の保身。翌日の発表が期待にそぐわないと判断されると困るから。言い訳への道筋だ。もう一つ。実際に封じ込む覚悟が出来ていないこと。なぜなら衆愚知になるからだ。(そんな邪推をしてしまった)。「みんなの知恵は案外正しい」になってほしい。そのためには参加者のバックグラウンドが多様であること。彼らの意見を尊重できる決心をもつ人がいること。十分論理的であること。おそらく今日の発表で組織の器が透けて見える。そして下手すると経済動向が決まる。批判だけに終わらしたくない。