「Yuji」は日本から来たのか。広島に行ったことがあるぞ。飯がうまかった」
入学が許されたEMBA、最初の授業で40名のクラスメートの自己紹介があった。休み時間にコーヒーコーナでなんとなしに雑談をしている。イスラエル人のクラスメートに声をかけられた。ジーメンス インダストリー ソフトウェア社でCTOをやっているという。褐色のがっしりしたハゲ親父で、イスラエル訛りのちょっと分かりにくい英語を話す。

クラスでは、まず最新の理論やケーススタディなどがあった。失敗のケースも山のように読んだ、キャッシュフローの計画、どうやったらベンチャーを運営できるか、さらには投資家にどうやってプレゼンしたらよいか、習った。

「これを知っていたら、一億五千万円を馬鹿みたいに使い切ることはなかったよな」と心底思った。

次は成功するための方程式を知りたいと思った。

そして、卒業生のコメントの通り、クラスメートには色々な仲間がいた。国籍・人種は様々だ。アメリカ、ケニヤ、イスラエル、フランス、中国、シンガポール、韓国・・。

 

先ほどのジーメンス インダストリーソフトウェア社のCTOのズビ、インドネシアの大財閥の息子マイケル、グーグルの初期のメンバー ヤスミン、仮想空間(セカンドライフという仮想空間を使ったSNSが流行っていた)にどっぷりハマったオタクのエリック、シカゴの投資家でジョージ・クルーニー似のフレディ。