例えば、レストランで料理を決められないあなた。ウエイターは何度も注文伺いにやってくる。メニューを新聞のように広げ、念入りに眺める。でも決められない。同席した友達も「またか」という顔でみている。さっさと決めてしまえば早く食べれるし、ウェイターも友達もイライラしなくて済む。でも・・・やっぱりアレもこれも美味しそうだ。 一方、行動経済学の言葉で「オプション選好性」と言うものがある。(カーネマン著、「予想通りに不合理」から)人間は選択を残しておきたいという不合理な欲望があるのだ。
結論が出ない会議もこの一つ。もっとも「責任を取りたくない」という空気に飲まれてしまう場合も多いが・・・
というように目撃例に困らないケースではありません?
じゃあ、どうすれば良い?
「きっちり議論を重ねましょう」〇〇委員会なんかでよく聞きません?こう言う言葉が発せられた時、結論が出て、責任者が決まり、結果がコミットされる、ということをあきらめましょう、という意味になる可能性が高い。
その結果、問題は先送りになり、債務は積もってゆく。時間が経てば、決められなかったために生まれる問題が「利子」のようにあなたの請求書に追加されてゆく。我が国の国債みたいなものだ。
じゃあ、どうしろと言うんだ?
一つのソリューションは「消去法」による決断だ。John W, PayneとJames R, Bettmanが「Bounded Rationality」の135ページに著しているが、決断するやり方のうちで、消去法は楽チンなのにそこそこ正しい結論を導いてくれる。彼らの実験で、サイコロを転がすような「運を天に任せる」から、WADDとう各種の情報収集を行い、その上で然るべき判断を行ってゆくような手間をかけた方法まで、を比較した。そして判断の正確性を比較してみた。すると、消去法は楽チンな割に高い正確性を示しているのだ。

そういえば、我々は家電なんかを買う時に、無意識に昨日を比較して、候補を落としてゆく。そしてなんとなく納得した最終候補者を選ぶ。

そう、決断に困った時は消去法は有効あ手段なのだ、残念ながら、無意識にこれを使うのは、先に書いと家電を選ぶとか、限られたシチュエーションになってしまう。
そこで意図的に、何かの判断に困った時は消去法を試してみてはいかがだろうか?